NCロードスター クラッチ切れ悪くなってない? ~クラッチフルードエア抜き・交換~
こんにちは。
本日は、NCロードスターのウィークポイントのメンテナンス内容紹介です。
NCロードスターに乗っていて、最近ギアの入りが悪いんだけど、シフトの入り悪いんだけど、、、って方必見。
1.背景
サーキット走行をすると、ブレーキが結構ふかふかになります。
ここまでは他の車と同じですが、NCロードスターあるあるとして、
クラッチもフィーリング悪化、クラッチ切れが悪くなります。
サーキット走行だけでなく、夏に渋滞走行を繰り返すと同じような現象が発生します。
なんか、ギアの入りが悪いんだけど、シフトの入り悪いんだけど、、、って方はこの現象が発生しています。
これは、ブレーキフルードと同じようにクラッチフルードにエア噛みが発生しているからです。
NCロードスターはクラッチフルードは単独ではなく、ブレーキフルードと兼用。
ブレーキフルードのリザーブタンクからフルードを引っ張ってきています。
そして、レイアウトがNCロードスターよくクラッチにエア噛みする要因なのですが、、、
以下の画像の青丸部がクラッチのマスターシリンダとパイプです。オレンジ丸部がエキゾーストマニホールドです。
エキマニの熱気がクラッチパイプにしっかりと伝わるレイアウトです。
幸い遮熱板でマスターシリンダーへの熱は回避できている感じですが、ダッシュとの間に切り欠きがあるせいでマスターシリンダーへも熱気は降り掛かっていると想定できます。
フロントミッドシップにエンジンが乗っているので、エンジンとクラッチマスターが近くなるのは仕方ないものの、、、、
遮熱板はもうちょっと伸ばしてほしい思いがあります。
といってても仕方がないので、クラッチフルードのエア抜きの方法を紹介します。
2.準備物
準備するものは、
・ブレーキフルード
・ジャッキ・ジャッキスタンド
・8mmメガネレンチ
・耐油ホース
・廃油受け
・クラッチを踏んでくれる人(入手困難???笑)
です。
ちなみに私はブレーキフルード・クラッチフルードに以下の商品を使っています。
スポーツ走行しない人は以下の商品でも良さそうです。
3.作業内容
作業はブレーキフルード交換した人なら、ブレーキがクラッチに置き換わるだけです。
タイヤを外す必要がない代わりに、床下に入らないといけないのが面倒なポイント。
車の左側から床下に潜って作業します。
ミッション方向を見ると、以下のようになっています。
赤丸がブリーダーバルブ。
ここに耐油ホースをつけて、運転席のクラッチを踏んでもらって、メガネレンチでバルブを緩めてエア抜き、フルード抜きをします。
バルブを緩めると、クラッチが押し込まれたまま戻りません。
青の線で囲んだところを動かせばもとに戻るので、戻してあげましょう。
耐油ホースに出てくるフルードにエアがなくなってきたらOKです。
フルード交換する際は色が透明になってくるまでフルード抜きを繰り返します。
リザーブタンクまでの距離が短いので、フルード交換でも意外と楽です。
リザーブタンクがからにならないように時々タンクの監視を忘れず。