NCロードスター フロントブレーキパッド交換 ~DIXCEL ( ディクセル ) ブレーキパッド【ES type エクストラスピード】~
こんにちは。管理人です。
今回はNCロードスター(NCEC)のフロントブレーキパッド交換をしたので、内容を書き残します。
1.背景
3年ほど前に初めてサーキットを走るときにブレーキパッドを前後交換して
かなり薄くなっていた(若干限界突破気味)でしたので、急いで交換をしました。
前回交換からちょうど2万キロほどで交換です。
リア側はまだまだ残っている状態なので、今回は交換せず行きます。(NCECはブレーキバランスがフロント寄りなのかな)
よくよく考えると走行距離の殆どが帰省(片道450km)とサーキットに行くときに高速道路での走行距離なので、サーキット行く割にはずいぶんブレーキパッドが保ってくれている印象。
帰省のとき900kmもロードスターで走っているんですね、、、、笑
2.選んだ商品
先述の通り、今回交換するのはフロント側のみです。
以下の商品を買いました。前回前後交換したのと全く同じ銘柄です。
リアとフロントで銘柄を変える高等テクニックは私にはないので合わせています。
前回この商品を選んだ理由としては、2点
①耐熱温度:適正温度が0~600℃とサーキットでもそれなりに安心できそうなのでこれを選んでいます。
②価格:前後合わせても15000円以下。フロントだけだと8000円以下で買えます。
ブレーキは大事な部品なので、あまりケチりたくないですが、性能に不満がなければ、お財布に優しいに越したことはないです。
ちなみに、地味に嬉しいのが、この商品にはグリースが付いてきます。
ブレーキパッドグリースは買い忘れランキングトップに浮上するのではないかというくらい地味な存在なので嬉しいですね。
ちなみについてくるグリースは単品で500円ほどで売ってます。
3.交換作業
作業は片側30分で計60分あれば十分作業できます。
<必要なもの>
・14mmレンチ
・17mmレンチ
・ピストン戻しツール
・ジャッキ・ジャッキスタンド
私の所有している油圧ジャッキだと、フロントのサスペンションメンバーのジャッキアップポイントにはアクセスできないので片側ずつ作業。
①以下写真の赤丸部分のキャリパー裏側の14mmボルトを緩めます。一つ手前にある17mmのナットが一緒に回るので抑えながら緩めます。
②以下写真の緑丸部分のキャリパー裏側の14mmボルトを外します。
②ボルトを外せたらキャリパーを赤丸部分のボルトを中心に回転できるので、回転させてブレーキパットにアクセスできます。
そこでブレーキパッドを取り替えます。
④取り替えるときに、ブレーキパッドと付属している鳴き止めシムの間、鳴き止めシムとキャリパーの間には付属しているグリスを塗りましょう。
これでブレーキの異音鳴りを回避できます。
⑤ピストン戻しツールで出ているキャリパーのピストンを戻して、元通りにキャリパーを付けたら完成。
ピストン戻しのときには、ブレーキリザーバータンクにフルードが戻って、あふれる可能性があるので様子を見ながら必要あれば、スポイトなどで吸い取ってください。
ちなみに、、、片側作業したときにMAXを一時的に超えても、焦ってスポイトで吸う必要はありません。
必要以上にタンクにフルードが戻っているので、何回かブレーキペダルを踏むと油位が下がって、MAX~MINの間に収まるかもです。
作業のときは片側ごとにブレーキを踏んで、キャリパー側にフルードを少しでも戻すのがおすすめです。
ブレーキ交換作業は以上です。
交換したあとは異常がないか、忘れずに走行テストをしてください。
でかけた先で、なにかおかしいぞ、、、ってなったら大変なので。
今回使用しているブレーキパッドは初期馴染みが良いので、熱入れなどをガッツリする必要はなさそうです。
ちなみに、
使用前後のブレーキキャリパーの画像です。
見てすぐわかりますが、左が新、右が旧です。使い切ってますね。ここまで使う前に交換してくださいね、、、
っていうのと、取付時に気づいたのですが、このブレーキパッドは面取り加工がされています。
鳴き止めシムやグリースがついていたり、パッドも面取りされていたりと、ディクセルさんは音にはずいぶん気を使っていそうですね。
面取り加工の効果については以下を参考にしてください(ADVICSさんのサイトです)。
面取り・溝加工・グリース塗布|ブレーキメンテナンス|サポート情報|株式会社アドヴィックスセールス ADVICS SALES CO.,LTD.
自分で面取りしようとすると面倒ですし、、、
削るのももったいないような気もするので、鼻から削ってくれているのはありがたいです。
別の記事で詳しく書こうかと思いますが、鳴き止めシムについてこの画像を見ると色々考えさせられます、、、、
4 .まとめ
ブレーキパッドは消耗品ですので、定期的に交換が必要です。
車検や、タイヤ交換、履き替えのタイミングなどでチェックをして減っていたら、交換しましょう。
ブレーキは重要保安部品なので、自分での交換に不安な方は、整備工場におまかせするのがおすすめです。
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